中国語勉強におすすめの中国語ドラマ・映画・アニメ
今回は、僕が観た中国語ドラマ・映画・アニメで中国語勉強に役立ちそうなおすすめ作品をご紹介します。
視覚的・聴覚的同時にアプローチできるので勉強方法としてはベストな方法です。
なによりお気に入りのドラマを見つけた時は楽しみながら勉強することができますしね!!
1.紅き大魚の伝説(アニメ)
中国語では、大鱼海棠(dayuhaitang)と言います。2016年に公開された中国のアニメ映画です。中国のアニメなんて見たことないという方も多いのではないでしょうか?日本では、NETFLIXで配信されていて、youtube上のトレーラーでは日本語ですが、NETFLIXで原作の中国語(字幕も中国語あり)を選ぶことができます。おすすめは、日本語字幕で何度か見て、以降は中国語字幕で見るという方法が中国語勉強に役立ちます。
作品のあらすじ
そこには人間界と神々の世界2つの世界が存在した。神々の世界では魔法を使い人間界の季節の制御や人間の死後の魂を管理していた。ある日、神々の世界ではチュンという一人の少女が成人の儀式として人間界に7日間行く試練を与えられた。魚の姿として人間界に向かったチュンは事故にあい、一人の青年に助けられたのだが、その代償として青年は命をおとしてしまう。元の世界に戻ったチュンであったが、自責の念にかられ度重なる試練を乗り越えながら青年の命を取り戻そうと試みる。愛とは何か大切なものとは何かを考えさせてくれる中国アニメ映画の超大作。
おすすめポイント
1.話のスピードが速くなく、聞き取りやすい。
アニメなので、子供が見ても楽しめるようにわかりやすい言葉が使われている気がします。主人公が少女なので、日常生活で友達と気楽に使えそうな言葉遣いが使われているところが僕は好きです。
2.中国の世界観がよく表されている。
何と言っても中国を代表する赤色が世界感を引き立てています。映画に登場する中国の福建省で有名な伝統的な建築物であったり、飾られている提灯、人々が着ている漢服等中国の要素が味わえます。
3.ファンタジー要素が、飽きさせない。
人間と神の2つの世界が舞台になっていて、神の世界の住民は魔法のような物を使い、人々(神々)を救いあったり、人間界の四季を操ったりとファンタジー要素が多く、色鮮やかな色彩使いが特徴的です。
総括
国内外で有名で賛否両論があります。ジブリ(千と千尋の神隠し)と世界が似ているという否定的な意見もありますが、僕は全然そのようには思いません。そもそも中国の映画なので、出現する建物が中国式であったり赤を基調とした色使いが多いのは当然です。僕は初めてこの映画を観た時、中国にこんなにすごいアニメがあったのかという衝撃を覚えました。アニメーションのきれいさ、物語が人々に投げかける提起といいなかなか深みのある作品だなと思いました。何より主人公のチュンの一生懸命大切な物を守り続ける姿に魅了されました。また、ドラマとは違い一話完結の映画という点も中国語勉強においておすすめできる映画だと思います。
2.空海KU-KAI美しき王妃の謎
この映画は日本と中国の合作映画です。日本の俳優の染谷将太さんや女優の松坂慶子さんが出ていて当時話題になりました。皆さん中国の現地で撮影されたということで中国語をすごく勉強されたようです。発音も見事でした!日本では、HuluやU-NEXTの動画サイトで見る事ができます。他には、appleTVでも購入できます。
作品のあらすじ
1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。
あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。
空海は、白楽天とともに一連の事件を探るのだが、約50年前に同じく唐に渡った、鍵を握るもう一人の日本人・阿倍仲麻呂の存在を知る。
仲麻呂が仕えた玄宗皇帝の時代、そこには国中を狂わせた絶世の美女、楊貴妃がいた。
極楽の宴、妖猫の呪い、楊貴妃の真実、歴史を揺るがす巨大な「謎」――。
楊貴妃の命を案じた阿倍仲麻呂は何を知っていたのか…?
空海と白楽天、二人が辿り着いた真実とは…?
引用:映画『空海-KU-KAI-』公式サイト 2018年2月24日(土)ロードショー (ku-kai-movie.jp)
おすすめポイント
1.日本の俳優が出演
日本の有名な染谷将太・阿部寛・松坂慶子と言った豪華俳優陣が出ているので、中国映画を観るのが初めての方でも親近感を持って観る事が出来ます。
2.親しみのある日本や中国の歴史が題材
小学校の時、教科書で習った歴史上の人物は、この時代にこのような世界にいたのかと結びつかせてくれます。もちろん全体の物語自体は、事実とは異なりますが、楽しみながら観る事が出来ます。
3.これぞ中国という世界観
僕は、この映画から中国映画を観るようになったというくらい、すごく色使いがきれいです。みとれるほどの色使いです。こんな中国の世界感に行ってみたいと思わせてくれます。
総括
初めてこの映画を見に行った時、日本では吹替の日本語版しか上映されていなかったことを覚えています(間違えていたらすみません)。せっかく日本の俳優さんが中国語を一生懸命しゃべっているのにもったいないなと思っていると数か月後に中国語版(オリジナル)が上映されたのでもう一度見に行きました。僕が見た初めての中国系の映画は確かこの映画だったと思います。当時の宮廷や祭典の様子を再現した映像の美しさや楊貴妃の妖艶さが僕をこの映画に引き込みました。以降も自分のアイフォンで映画をダウンロードして何回も見ています。僕が使っているappleTVでは中国語字幕がないので他の動画配信サイトで見てみた方が勉強になるかもしれません。
3.働く女子流ワタシ探し(ドラマ)
中国語の題目は、下一站是幸福です。KPOP界でも人気を博したf(x)のビクトリアが主演を務めています。ビクトリアといえば、f(x)のリーダーかつ、中国出身ということもあり苦悩も多かったようですね。この映画は、現代の中国を舞台にした恋愛ドラマです。日本ではNETFLIXで観る事が出来ます。
作品のあらすじ
舞台は中国上海。主人公のファンシンは、中国のインテリア会社の女性総務部長だった。仕事でキャリアを積み上げる一方、純粋な性格なあまり純愛を求めるファンシンは32歳になった今結婚に結び付く恋が出来なかった。そこに大学準教授であるファンシンの弟が可愛がるイケメン学生ユエン・ソンがファンシンの会社にインターンで来ることになる。また、とあるきっかけで取引先の敏腕社長であるイエ・ルーミンとも急接近することとなる。この3人が三角関係となり、壮絶な恋愛バトルが始まる。ファンシンの恋路はいかに!?
おすすめポイント
1.日常生活で使われる中国語を体感できる。
舞台が現代の上海なので、日常生活の実態を知ることもできます。また、現地の日常生活で使われている中国語も学べて中国語学習としてもすごく良いドラマだと思います。
2.有名アーティスト・イケメン俳優が出演
KPOPファンからしたらたまらないのではないでしょうか?ファンシン役のf(x)ビクトリアの演技が上手い。僕は最初KPOPアイドルだと知らなかったのでその事実を知った時に女優としても違和感がない立ち振る舞いに衝撃を覚えました。歌を歌ったりダンスを踊っている時とはまた違う一面が見れます。
3.サブストーリーも充実
メインであるファンシンの恋路と並行する形で、弟であったり会社の同僚であったりの恋愛ストーリーも描かれていて、メインのファンシンの恋愛との関係性・伏線回収等も見どころです。
総括
中国ドラマは1作品最低でも30話あり、このドラマも該当します。ですが、時代劇のような形式ばらない現代の恋愛ドラマなので内容がわかりやすく常に展開にドキドキさせられ飽きがこないドラマだと思います。中国語字幕・日本語字幕共に切り替えができるので勉強ツールとして最適です。
(番外編)キングダム
日本の映画なので、タイトル横に番外編と書きました。中国語勉強に直接役に立つという映画ではなく、中国の時代背景や風土に楽しく触れることで中国語勉強のモチベーションを上げることが出来る映画ではないかなと思い紹介しています。もちろんストーリー自体は作者が描いていますが、この時代にこうゆう国が存在していたんだというような時代背景を知ることが出来ます。漫画から実写化をして大ヒットを収めた映画です。huluやU-NEXTで観ることが出来ます。
作品のあらすじ
紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」。戦災孤児の少年の信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛錬を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。王宮では王の弟・成蟜(本郷奏多)によるクーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負うが、何とか信のいる納屋にたどり着く。
「お前に頼みたいことがある」
血まみれの手に握られていたのは、ある丘に建つ小屋を示す地図だった。
「今すぐそこに行け!お前が羽ばたけば、俺もそこにいる……。信!俺を天下に連れて行ってくれ……」
力尽きる漂。泣き叫ぶ信。漂が手にしていた剣とその地図を握りしめ、信は走り出した。走る先に何があるのかもわからず一心不乱に走る信。たどり着いた先で、信の目に飛び込んできたのは、なんと冷静にたたずむ漂の姿だった!?死んだはずの漂がなぜ?
「お前が信か」
そこに居たのは、玉座を奪われ、王都を追われた秦の若き王・嬴政(吉沢亮)だった。その嬴政に瓜二つの漂は、彼の身代わりとして命を落としたのだった。激高する信だったが、国を背負う嬴政の強さと漂の遺志を受け止め、嬴政と共に行動することを決意。二人は王宮を奪還するため立ち上がる。しかし、それは嬴政にとって、路の第一歩に過ぎなかった。
中華統一。戦乱の世に終わりをもたらす、未だかつて誰もが成し遂げていない、とてつもなく大きな夢を嬴政は心に宿していた。信は天下の大将軍を、嬴政は中華統一を。その夢は途方もない修羅の道。若き二人の戦いの火蓋が切られたー
引用:映画「キングダム」公式サイト (kingdom-the-movie.jp)
おすすめポイント
1.中国の宮廷・民族衣装が見れる。
製作費10億円超とも言われ、中国現地に壮大な建築物を建てエキストラも一万人動員と衣装を含めすべてにすごくお金がかかっているのが分かるので、迫力があり見ているのが楽しいです。
2.俳優陣が豪華
山崎賢人・吉沢亮・本郷奏多・長澤まさみ・橋本環奈etc.そうそうたる俳優陣が出演しています。
3.アクションが迫力満点
アクションがとにかく迫力があります。主人公の山崎賢人の剣さばきはもちろん上手いのですが、吉沢亮の役の使い分けにも注目してみてください。見た目は同じなのに二役を使い分けて演じ切れているのがすごいです。また、長澤まさみがある役を演じているのですが、可愛い・美しいを通り超えてこの映画で感じた印象はカッコいいでした。剣さばきと彼女の発言はカッコよすぎました。
総括
この映画のストーリー自体は作者が想像で描いたものですが、この映画を通してより中国の歴史を知りたいという好奇心が湧きました。この映画も確か映画館に2回見に行きましたね笑。日本の漫画の実写化映画としてはスケールが違うのが一目瞭然なのでめずらしくすごく感動しました。中国の歴史を深く知ろうと思うようになり、中国語勉強においてもモチベーションを上げるきっかけとなった作品です。
まとめ
みなさんどうだったでしょうか?どれもおすすめですが、一番のおすすめは「紅き大魚の伝説」です。物語の不思議感に引き込まれました。あとは、中国語がゆっくり目ですごく聞き取りやすいので僕も学習ツールとしてよく使っています。(今では好きすぎてフレーズをそのまま何個も覚えてしまいました)
皆さんもよければ参考にしてみてください。