国際中国語教師奨学金(孔子学院)の申請から合格までの、メソッドやスケジュール、苦労点については下記記事にて執筆しておりますのでご参考にしていただければと思います。
今回は、その記事でコメントを下さる方も多く、私自身も需要があるからには書かなければいけないと思っていた、プログラムの内容等について書いていければと思います。
国際中国語教師奨学金(孔子学院)の合格率について
まず、はじめに私自身が色々奨学金情報を探していた時期に、ネットで検索ワードによく上がっていた「奨学金の合格率」について述べます。
私も申請した「2021年度国際中国語教師奨学金」の合格結果ですが、HSK日本実施委員会さんがHP上で公開しており
HSK留学推進室推薦者41名中、最終合格者32名
ということでした。
つまり約8割の方が合格しています!
大学は多岐にわたり、1学期の語学生~2年間の修士課程のコースまで多岐にわたっていました。
そもそものHSK留学推進室からどれくらいの割合で推薦されているのかは不明ですが、面接時の肌感的には標準的に話せて熱意を伝えることが出来れば推薦状に関しては落ちることはないのではと感じました。
推薦状をもらえたものの大学申請で落ちたという経験談はネット上で良く見ていたので、今回のこの情報は受験される方にとってはかなりの安心情報ではないでしょうか?
早めに準備と申請をするように心掛けましょう!!
国際中国語教師奨学金(孔子学院)を使った留学経験談
収まらないコロナ禍により学生ビザがおりずオンライン授業のままとなりましたが授業内容等について記載します。
プログラム内容について
プログラム内容については自費で授業を受ける場合と変わりありません。
最短で4週間の体験授業~4年間の博士課程までが奨学金を使用して申請することができます。
私は、2021年秋からの1学期語学留学で申請し合格しました。
そんな私が受講していた浙江大学の授業内容です。
ちなみに授業は全てお昼からで1日3時間~6時間といったところです。
・阅读(リーディング)
中国の古い文書を見ていれば難しい漢字がたくさん出てきますが、例え読めなくても問題の答えを短時間で導いていこうという内容でした。
いわゆる速読というやつですね、物語の核となる部分を最短で把握していくコツを学びました。
(日本人に生まれて助かった~)
・精读(総合)
文法解説や読解がメインですね。新しく習った文法を用いて更に理解を深めていくといった感じです。
(基本中の基本ですね、宿題はそれなりに多いです)
・口语(スピーキング)
最近の中国事情や、クラスメートの国事情等まで幅広いネタを題材に話すといった感じでした。
学期のちょうど途中くらいから賛成派と反対派に分かれた討論形式に切り替わり、なかなか頭を使いました。
(反対派がいつも少数で、、、皆さんもトライしてみてください笑)
テストは5分前までどのお題について話すのか知らされないのでドキドキものでした。
・写作(ライティング)
手紙の書き方からメールの書き方・作文等について学びました。
また、毎回の授業で10枚以上の連続する絵を見て物語を組み立てるものがありましたが、生徒によって表現方法がこんなに変わってくるものかと思い知らされ、自分の未熟さに気づかされました。
(やはり華僑組はレベルが高い、、、)
宿題の難易度がすごく高いし多いしで大変でした笑
以上の4つの授業が必須科目で、プラス2科目選択で受けることが出来ました。
選択科目はかなり豊富で、私の場合は大学が中国の杭州に位置していたため、杭州の文化についての授業を選択しました。
意気込みやアドバイス
奨学金をいただいているということもあり、必須科目についてはサボることが出来ないというのも一つのメリットでした。
(特別な理由が無い限り辞退すると、自費になる可能性があります)
受けるからにはとにかく頑張ろうと意気込んだ結果、阅读以外は全て成績1位を収めること出来ました。
あと意気込みとしては、宿題がメッセージ上でも公開処刑されるので一番早く出すことを心掛けました。
授業が終わったらすぐに出す。
というより仕事や副業、他の勉強もやっていたので出さざるを得なかったのが事実ですが、、、
そのせいもあり、疲れすぎていて選択科目はカメラを消して寝ながら受けていたりと反省すべき点も多くありました。
また、アドバイスとしてですが、出来るだけノートを取らないことですかね。
教科書や印刷物に書き込む・PC上でスクリーンショットを保存しておくのが便利だと思います。
時間がもったいないですし、授業中に集中して質問した方が頭にも入ってきますよ~~~!!