③長文で読解力を鍛える。おすすめの中国語教本紹介も!
この作業は、「検定公式書籍で基本構文を叩き込む」を終えた後で良いと思います。(もちろん単語は平行して覚えてください。)
構文を覚えた後が良い理由は、実際の文章にどの構文パターンがあてはまるか理解できないからです。
構文パターンを知らないと複雑な構造文では太刀打ち出来ず文章の理解さえ出来なくなります。
僕が使用していた教材はまたHSK公式認定本になるのですが、「中国語検定HSK公認長文テキスト」です。CD付の旧版ではなく、音声ダウンロードと記載されている改定版のご購入をおすすめします。
このテキストは、たまに作者の主観が入った文章もありますが、中国の故事も多く記載されていて、読んでいて非常に面白くおススメです。
あくまでも楽しいことが勉強における長続きにつながります。
毎回の文章に新出単語がたくさん盛り込まれており、ページ下に表形式で単語の意味が記載されているので便利です。テーマ別になっていて、次ページの文章に前ページで出てきた単語が盛り込まれていたりするので、記憶が定着しやすいと思います。
④過去問を解く。おすすめの教本紹介も!
これは、語学検定を受ける場合の話です。(自分のモチベーションアップのためにも、検定の受験は定期的にした方が良いと思います。)
試験当日は、もちろん焦ります。
例えば、リスニング問題で
直前にアナウンスが流れて、会話が1回しか放送されないことを知った。
と
事前に1回しか会話が流れないことを知っていた。
では、心の持ちようが違いますし、より事前に回答の選択肢を見ておこうとしますよね。
なので、一回は過去問を実践さながら解いた方が良いです。(個人的には、HSKの受験費用は高いと思っているので準備なしで受けるのはもったいないです。受験者数も増えてきたんだし、もう少し安くしてよ...というのが本音です。)
HSK6級の試験は「聴力」「読解」「書写」の3つで構成されています。この内、「書写」は文章を要約する試験で、最初の10分以内で問題用紙1ページ文の文章を覚え、残りの35分以内で400文字程度に要約し記述するというものです。最初の10分が終わり次第、問題用紙は回収されます。つまり、完全に頭で記憶しながら残りの35分で書き出さなければいけないということです。
実際にこんな経験がありました。僕が6級を受けた時の話ですが、最初の文章を読む10分間に回答用紙に要約を記載している女の子がいました。斜め前に座っていたその女の子は案の定試験官からイエローカードを出され絶望に浸っていました。
僕は過去問を前日に問いていたので助かりましたが、初めて過去問を見た時この量を暗記するのは無理ゲーだと思いました。当日知れば絶望ですよね。
このようなことがないように過去問は一回でも良いので解いてみることをおススメします!!
僕は6級のみ過去問集を購入しました。なぜかというと、6級のみ公認テキストがなく、試験の出題形式や問題練習をすることが出来ないからです。
⑤まとめ
以上が、本で学べる勉強法です。紹介したものは全て僕が実践して良かったと感じたものを載せています。また、「教本で単語をひたすら覚える」章でもちらっとお伝えしましたが、名詞を覚える際は、イラスト付きの教材で覚えることがより良いと思うので、役立ちそうな教材があれば改めて紹介いたします。