②-1.教本で単語をひたすら勉強する!おすすめの中国語教本紹介も!
語学において、発音の次に必要な物は、単語学習です。単語が分からなけらば読めない・聞き取れない・何も出来ないです。
いかに単語を覚えるかですが、ここにも学習ポイントがあります。
それは、
ココがポイント
出来る限り、単語ではなく文章(フレーズ)で覚える
です。これは、どの語学でもそうですが、出来る限り母国語脳を捨てることが大事だからです。
ここでいう母国語脳とは、外国語を一度母国語に変換して考える(または、その逆)脳のことを言っています。
最初のうちはしょうがないですが、いちいち変換して文の構成を考えていると頭がぐちゃぐちゃになり、結局間違えた文構成のもとになりかねません。
そこで、一つの例文を丸ごと覚えることにより、文構成を体系的に覚えていきます。
例えば、この二つの例文を見てみましょう。
我花钱。
:我(私) 花(使う) 钱(お金を)この文では、目的語である"钱"が動詞"花"の後ろに置かれています。これは、中国語の最初に習う基本的な文構成です。(実際には、動詞の前に"把"+名詞を持ってきたりすることもありますが...)
ですが、
大学毕业。
:大学(大学を) 毕业(卒業する)上の文章では、目的語である"大学"が動詞"毕业"の前に来ています。
すなわち、単語単体で覚えてしまうと、基本概念からずれた場合に、間違えた構成で文を組み立てたりすることが多くなります。
なので、もう一度繰り返しますが、"出来る限り、単語ではなく文章(フレーズ)で覚える"事が重要だと言えます。(名詞は単体で覚えて大丈夫です。名詞を覚える際、僕は使用していませんが、日本語の記載があまりないイラスト付きの書籍があれば更に覚えるスピードが速くなると思います。また、おすすめの教本があればお伝えします。)
文章を覚えれば、後は臨機応変に名詞を入れ替えるだけで、考えなくても精確な構成で文章を作ることが出来ます。
僕は、"外語教学与研究出版社"が出版している「合格奪取!新HSK〇級単語トレーニングブック」を使用して覚えました。
この教本シリーズは音声ダウンロードが出来るので、スマートフォンで発音もチェックでき勉強本としてすごく便利です。
上の写真は6級用のテキストですが、左側の単語+単語の意味を覚えるのではなく、右ページの文章と日本語訳を見て単語を覚えました。
一日に記憶できる量は個人差がありますが、10個~50個ではないかと思います。実際には、翌日、翌週と復習を積み重ねて完全に記憶することが出来るので、一つ一つに時間をかけるのではなく流し読みを行い反復をすることが重要だと思います。(僕もアホなのですぐに忘れます。)
HSK6級では、出題範囲が5000語となっており、一日50個覚えるとすると100日つまり約3か月で覚えることが出来ます。
HSK4級では、出題範囲が1200語なので、24日、約1ヶ月以内で覚えることが出来ます。
僕もこのやり方で着実に単語量を増やしました。
そして単語学習と同時並行で行っていきたいのが次のページです。