結論から述べるとHSKの受験を断然おすすめします。
その理由を何点か書きました!
比較①合格点が違う!!中国語検定とHSK(漢語水平考試)
まず、それぞれの検定の合格点を比較し表にまとめてみたので見てみてください!!
中国語検定の合格点
準4級 | 4 級 | 3 級 | 2 級 | 準1級 | 1 級 | |
---|---|---|---|---|---|---|
リスニング | 60点 | 60点 | 65点 | 70点 | 75点 | 85点 |
筆記 | 60点 | 65点 | 70点 | 75点 | 85点 | |
配点 | 100点 | 200点(各100点) | 200点(各100点) | 200点(各100点) | 200点(各100点) | 200点(各100点) |
HSKの合格点
1級 | 2級 | 3級 | 4級 | 5級 | 6級 | |
---|---|---|---|---|---|---|
リスニング | 120点 | 120点 | 180点 | 180点 | 180点 | 180点 |
読解 | ||||||
作文 | なし | なし | ||||
配点 | 200点(各100点) | 200点(各100点) | 300点(各100点) | 300点(各100点) | 300点(各100点) | 300点(各100点) |
見て何か気付きましたか?
中国語検定では、4級以上の級においては、各パート毎に合格点が決まっています。
つまり、片方のパートで合格点に満たなければ、不合格になってしまうということです(厳しーー)
また、HSKでは、合格(基準)点が6割に対して、中国語検定では級が上がるごとに合格点が上がっていきます。中国語検定1級においては各パート85点となっていて、究極に難しくなっていることがわかります。
受かると良いのですが、一回落ちてしまうとやる気がなくなってしまったりするので、HSKから受ける事をおススメします!!
比較②全国通訳案内士試験合格への最短ルート
次のおススメポイントは、全国通訳案内士試験(中国語)合格への最短ルートにHSK6級取得が良いということです。
HSK6級180点以上又は中国語検定1級を取得していると、全国通訳案内士試験の外国語筆記試験(中国語)が免除されます。
全国通訳案内士試験はどの言語も合格率10%未満と大変難しい資格となっています。特に語学区分については、非常に試験問題が難しく極めて難しいとされています。
前ページの表にもまとめている通り、中国語検定1級よりもHSK6級は比較的に簡単に取れるので全国通訳案内士の資格を早く取りたい方は、HSK6級を先に受験することをおススメします。
比較③世界基準の試験
HSKは、中国政府公認の資格というだけではなく、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)というTOEICなどにも採用されている基準に準拠されて設計されています。HSK6級はCEFRの世界基準の枠組みで熟練者という位置づけになっており、比較的に海外で働く際などに自分の語学力の証明をしやすくなっています。
と、このような理由で僕は断然HSKの受験をおススメします。
ただし、中国語検定を受験するメリットももちろんあり、日本国内の就職の際には有効になってくるのかなと思います。
企業の採用側の人間としても、「中国語検定」という文字の方が中国語を習得している人だとぱっと見て認識しやすいでしょうし、検定に対する認識も級の数字が小さくなるほどレベルが高くなるものだと認識している人も多いと思うので!
また、HSKや中国語検定以外にもTECCという中国語の試験があり、最近試験が新しくなり第1回プレテスト(2021年6月6日試験:無料)も申し込んでみたので抽選の結果受けることができたら別の記事で感想をお伝え出来たらなと思います!!