中国語を勉強するにつれ、果たして中国語の学習者はどのくらい増えているのかとふと思ったのでこの記事を書くことにしました。
近年、大型アイドルオーディション等で中国ブームが過熱しているのは間違いないので、中国語の学習者数がどの程度推移しているのかすごく気になるところです。
今回、中国語の学習者の推移を分析するにあたって以下のデータを利用しようと思います。
使用データ
- 語学検定年受験者数推移
- 日本人留学生(中国)の推移
あとは、指標として
ポイント
- 訪日中国人の推移
も見ていきたいと思います。
語学検定の受験者数から見る中国語学習者数の推移
「HSK」の受験者数推移
まずは、中国語政府公認の中国語語学検定である「HSK」の受験者数を元に調査しました。
単純に中国語の語学検定を受けるということは中国の文化・歴史に対する単なる興味だけではなく学習という観点で興味があるということを意味しています。
中国語学習者数の推移と直結する良い調査元と言えます。
下記のデータはHSK日本実施委員会がホームページにアップしている数字を元に表とグラフにしたものです。
実施年 | 年間人数(人) |
---|---|
平成11年 | 2303 |
平成12年 | 2356 |
平成13年 | 2320 |
平成14年 | 2448 |
平成15年 | 3575 |
平成16年 | 3373 |
平成17年 | 4326 |
平成18年 | 4835 |
平成19年 | 5412 |
平成20年 | 5815 |
平成21年 | 5525 |
平成22年 | 7002 |
平成23年 | 10128 |
平成24年 | 15801 |
平成25年 | 21385 |
平成26年 | 22788 |
平成27年 | 23426 |
平成28年 | 25904 |
平成29年 | 28643 |
平成30年 | 34018 |
引用元:HSK 日本で一番受けられている中国語検定 (hskj.jp)
HSKは1991年から世界各国で実施開始した中国語語学試験なので、歴史的にはそこまで古くない検定ですが、近年爆発的に受験者数が増えていることがわかります。
平成22年度(2010年度)あたりから急増していることがわかりますね。
ここ10年間で見ても約7倍くらいの受験者増となっています。語学検定は現地に行かずとも日本で試験を受けることが出来るのでプラス(増加)はあっても、外的要因(政治問題等)によるマイナス(減少)はあまりないということがわかります。
次のページで「中国語検定」の受験者数の推移についても分析しています。